昨年、Googleフォトへ約14,000枚(週平均270枚)アップした、どらです
Googleは、2021年6月からGoogleフォトへの無制限アップロードを中止しました。そのため現在は、15GB以上の写真のアップロードは、有料となります。
例えば、年間14,000枚の画像をアップロードすると仮定すると、1枚あたり3MBとして(私のスマホの場合)、年間42GBのアップロードが必要になります。すると、Google Oneにて、200GB(約5年間分の写真を保存可能)だと年間3,800円、2TB(約50年間分の写真を保存可能)だと年間13,000円かかります。2TBであれば十分ですが、200GBでは(気持ち的にも)写真を撮る枚数に制限をかける必要が出てきます。
ところが、ある方法を使用することにより、私は現在も無制限でアップロードが出来ております。この記事では、実際に私が使用している方法について解説します。
方針
まずは、どのように実施するのか方針を記載します。
写真の流れ
- 普段使いのスマホから写真を、自動でDropboxにアップロード
- Pixelシリーズ(例えばPixel3)がDropboxの写真を自動的にダウンロード
- 同時に、Dropbox上の写真を削除
- Pixel3が写真をGoogleフォトへ自動アップロード
仕組み
なぜ、この方針だと無制限にアップロードできるのか説明します。
Googleフォト 容量カウントの例外
Googleフォトの「写真や動画のアップロード サイズを選択する」のヘルプページに、以下の記載がございます。
出典:Google (写真や動画のアップロード サイズを選択する を 2022年3月20日に撮影)
すなわち、Googleフォトの容量カウントには例外が設けられており、Pixel3、Pixel3a〜Pixel5からのアップロードについては「保存容量の節約画質」を選択することで無制限にアップロードすることが可能です。
そして、このアップロードには、Pixelシリーズ本体で撮影された写真はもちろん、他の端末で撮影された写真も含まれます。すなわち、普段使いのスマホで撮影した写真を、どうにかPixel3に移動することができれば、無制限アップロードができるということです。
写真の転送
写真の転送には、いくつもの方法が存在します。例えば、Dropbox、OneDrive、GoogleDriveなどのクラウドサービスや、P2P(Peer-to-Peer:クラウドを介さないという意味)でのフォルダ同期ツールなどです。
私がいくつか試した中で、最も安定的に高速に写真ファイルのコピーが出来たのが、「Dropbox」でした。そして、後述するDropSyncアプリを使用することで、写真をコピーした後に自動で写真を削除ということも出来ますので、Dropboxのクラウド容量も気にせずに使用することが可能です。
なお、「Resilio sync」というP2Pでのフォルダ同期アプリを使用する方法も考えられます。このアプリを利用すると、クラウドを利用しないため、Dropboxよりも高速に写真の転送が可能です。ただ、2022年3月に私がPixel3上で実施したところ、「Googleフォトへの自動アップロード」が正常に動作しませんでした(Googleフォトアプリを手動で開けばアップロードが開始されます)。また、旅行先や出先でバックアップすることが困難であるので、Dropboxでの運用のほうが利便性が高いかと思います。
環境構築の方法
ここでは、無制限アップロードの環境構築方法について記載します。
まず、以下の機材が必要となります。
- 普段使いのスマホ
- Pixelシリーズ(Pixel 3からPixel 5)
そして、この時、Pixelシリーズについては、Wifiと電源ケーブルを接続したまま、電源を入れて家に保管しておくだけで、操作する必要がありません。
なお、もしもPixelシリーズをお持ちでない場合には、中古でも良いので「Pixel 3a」の購入をおすすめします。投稿日現在、Amazonでなかなかキレイな中古品が13,000円、楽天で多少傷ありの中古品が11,000円で販売されております。個人売買にはなりますが、メルカリでも販売されています。もしもメルカリを新規登録するならば、500円分のポイントが貰える紹介コード「NWAUNP」を是非ご活用下さい。
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それでは、それぞれのスマホでどのような設定を行うのか説明します。
普段使いのスマホ
このスマホのやるべきことは「写真をDropboxへアップロードする」です。
そのための最も簡単な方法は、Dropboxアプリの活用です。Dropboxアプリには、撮影した写真を自動でアップロードする機能が搭載しております。そちらを活用することにより、スマホで撮影した写真を手軽にアップすることが可能です。
ただ、iPhoneの場合、完全自動ではございません。アプリを起動しているときしか写真のアップロードがされず、定期的にDropboxアプリを開く必要があります。ご注意下さい。
また、スマホで撮影した写真以外にも、コンデジや一眼レフで撮影した写真を、SDカードリーダなどでスマホに取り込み、Dropboxへアップすることも可能です。ちなみに、パソコンからDropboxへアップしても問題ございません。
なお、普段使いのスマホの、Googleフォトの「バックアップと同期」は必ず解除して下さい。
そして、上級テクですが、Dropboxには同期に対する台数制限があります。もしも普段使いのスマホがAndroidの場合は、後述のDropSyncを使用することで台数制限へのカウントを逃れることが可能です。Androidユーザーの方は、DropSyncの使用がおすすめです。
Pixelシリーズ(Pixel 3からPixel 5)
このスマホがやるべきことは以下の3点です。
- Dropboxの写真を自動的にダウンロード
- ダウンロードした写真をDropbox上から削除
- Googleフォトへのアップロード
写真のダウンロードと、写真の削除
Dropboxの写真を自動的にダウンロードとダウンロードした写真をDropbox上から削除は、「DropSync」アプリで実施します。
設定方法は、DropSyncを起動して、Dropboxへログインし、同期するフォルダを追加します。この時、Dropbox内のリモートフォルダは「カメラアップロード」を選択し、デバイス上のローカルフォルダは「[Internal storage]/DCIM/」以下のフォルダ(例えば、[Internal storage]/DCIM/Camera)を選択します。そして、同期の方法として「ダウンロードした後削除する」を選択します。
こちらは、実際の設定の例になります。
また、DropSyncの設定から、自動同期の有効化と、自動同期の間隔を5分(お好みで変えて下さい)に設定してください。以下は、私が実際に使用している設定になります。
なお、DropSyncは有料版もあり、大きいファイル(10MB以上)、すなわち動画ファイルなどをアップロードするために購入が必要です。私は、普段使いのスマホでもDropSyncでアップロードをしているため、課金しました(課金がなくても同じことが実施可能かと思っております)。
Googleフォトへのアップロード
次に、Googleフォトへのアップロードは、Googleフォトのバックアップ設定を実施することで完了します。
Googleフォトを起動し、右上のアイコンを選び「フォトの設定」を選択します。「バックアップと同期」を選択し、バックアップと同期を有効化して下さい。この時、アップロードサイズとして「保存容量の節約画質」を必ず選ぶようにして下さい。
以上で設定完了です。
無制限アップロード環境の確認方法
無制限アップロード環境の設定がうまく出来ているのか、以下で確認することが可能です。
- 実際に普段使いのスマホで写真を撮影する
- すぐにGoogleフォトを開き、撮影した写真を開くと、上部に「今すぐバックアップ」マークが表示されている
- 約10分(設定にもよる)ぐらい待つ
- 再度Googleフォト上で撮影した写真を開くと、「今すぐバックアップ」マークが消えている
「今すぐバックアップ」マークが消えているということは、既にアップロード済みということを意味しており、自動でPixel3からアップロードされたということになります。
まとめ
この記事では、Googleフォトの無制限アップロードの仕方について解説しました。
皆様の写真ライフの助けになればと思います〜
ちなみに、普段使いのスマホとしてPixel 6がおすすめです!
今なら特別クーポンあります!!
たくさん写真を撮るためにまた旅行行きたいなぁ〜〜
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