先日、Googleが色々なPCに無料でインストール可能な Chrome OS Flex(ブログ)を発表しました。こちらは、以前買収したNeverware社のCloudReadyを最適化したもののようです。
この記事では、このOSをMacbook Air 11インチ (2012)上で試したときのセットアップ方法とその感想をまとめました。使いやすかったら、インストールを検討しようかなと考えています。
投資管理やブログ執筆は(ほぼ)Chromeなので、使えるレベルだと嬉しいな!
セットアップ方法
まずはセットアップ方法を説明します。以下の手順に沿って行ってください。
出典:Google (Chrome OS Flex 紹介ページ を 2022年2月22日に撮影)
- 公式ページにアクセスし「Try Chrome OS Flex」をクリック
- 氏名、メルアド、会社名などを入力し「Try Chrome OS Flex」をクリック
- 「View the installation guide」をクリックすると、このガイドが開く
(もしかしたら、上の1と2は実施しなくても問題ないかもしれないです) - データが消えても良いUSBメモリを用意(8GB以上、私は32GBを使用しました)
- Chromebook リカバリ ユーティリティをインストール、起動する
- リカバリユーティリティを開き、「Get started」をクリック
- 「Select a model from a list」をクリック
- 「Select a manufacturer」で「Google Chrome OS Flex」を
「Select a product」で「Chrome OS Flex (Developer-Unstable)」を選択し
「Continue」をクリック - USBメモリを挿入し、選択する(※間違えないように注意)
- 「Continue」をクリックし、「Create now」をクリックし待つ
※途中で進捗がマイナスになりますが、仕様のようです - 終了したら、メインPCからUSBメモリを外す
- Macbook AirにUSBメモリを差し、optionを押しながら起動する
※他のPCの場合はこちらを参照 - 「EFI Boot」を選択する
- Chromeロゴが出て、「Welcome to CloudReady 2.0」と出る
- ここで言語を選択できるので日本語を選択し、「始める」をクリック
- CloudReady2.0のご利用開始画面で「試してみる」を選択して、「次へ」をクリック
※「インストール」を選択するとPCが初期化されます - 以降はガイドに従ってセットアップを終わらせる
セットアップの手順は以上です。OSを変更するのは難しいイメージがあるかもしれませんが、用意するものはUSBメモリのみなので、誰でも挑戦することができます。
参考として、私のMacbook Airにインストールした画像を載せておきます。Mac画面にChrome OSが表示されているのは見慣れないので、なんだか妙な感じもしますね。
Early access版ですが、いとも簡単に試すことができます
感想
ここでは良い点と悪い点をまとめます。まずは良い点です。
まず、無料OSでここまでの完成度は本当にすごいと思います。およそ10年ほど前のパソコンでも軽快に動くので(普段はMac OSで動かしていたが、正直遅くてあまり使用していませんでした)古いパソコンを再活用するためのOSとして、最適だと思います。
また、Androidと連携することで、Chrome OSのスリープ復帰時のロック解除を、Androidのロック解除で代行できるのは、本当に便利です(正確にはこちら)。指紋認証がないパソコンなので、Mac OSの場合、いちいちパスワードを入力しないといけなかったので、こちらも不便に感じていました。
続いて、いまいちだなと感じた点です。
Early Access版のためか、細かいところがまだカスタマイズしきれていない感がありました。
個人的には、スクロールの慣性(また戻るジェスチャーの反応も悪い)の有無は、ウェブ閲覧の効率が下がるので非常に残念でした。
まだ不完全なところもあるので、今回は「インストール」を見送ります
上の問題点やデュアルブートに対応したら、直ぐにでもインストールしたい!
まとめ
今回私はインストールを見送りしましたが、お手元に古い眠っているパソコンをお持ちの方は、まずは試してみることをおすすめします(繰り返しますが、必要なものはUSBメモリだけ!)。
実際に使用してみて、ご自身の使用感とマッチした場合、眠っていたパソコンが、持ち運び用のサブマシンに昇格するかもしれませんよ。
ららのパソコンでも試してみる?
やってみようかな〜
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